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フィジー便り (1) 

                                                          小田弘登
  皆様お久しぶりです。
  9月28日に、日本を出発して早や1ヶ月以上経ちました。出発に際しましては、壮行の言葉をいただくなど、いろいろとありがとうございました。
おかげ様で、やっとプロバイダーの契約を済ませ(USBフラッシュネット10GB)、また、フィジーのラウトカの町にも慣れ始めたところで、現在、水道施設や水道工事現場の視察などを精力的に行っているところです。
  まず、出発から到着までですが。
9月28日午前7時55分に福岡空港を出発して、成田まで約2時間半、成田からソウル(仁川)まで約3時間、そして、ソウルからフィジー(ナンディ)まで約9時間半を費やしてやっとナンディ国際空港に9月29日午前8時35分(日本時間午前5時35分)到着し、入国審査、税関を無事通過し、JICA事務所手配のマイクロバスに乗り込み(午前10時)フィジーの首都スバに3時間半かけて到着、宿泊予定のアパートメントホテルに荷物を置き、JICA事務所で、今後の予定について説明(オリエンテーション)があり、昼食に出かけたのは、午後3時、全員クタクタでした。さらに、事務所で説明があり、終わったのは、5時過ぎでした。

その後2週間程度、首都スバで仮住まいをし、JICA事務所で、政情(数年前の軍隊によるクーデターにより軍事政権が続いており国会は機能していないが政情は考えられないくらい穏やかであり、積極的に改革が行われている)、治安(昼間は問題ないが夜暗くなってからの出歩きは絶対出来ない。食事をしたときはドアtoドアでタクシーで帰ること。など)、各機関への表敬、フィジー語研修などを受講しました。

 10月12日にフィジー水道公社(Water Authority of Fiji)の車でスバからラウトカへ移動しました。ラウトカ事務所長のMr. David も迎えに来てもらい、一緒に同行していただきました。途中、東部地区と西部地区の境界あたりからポツポツ降り始めた雨がラウトカ水道事務所に着いたときは豪雨となり、すばらしい歓迎を受けました。(ラウトカはこれまで3~6ヶ月間雨らしい雨がなく渇水状況だったようですが、その後現在;10月29日;までほぼ毎日雨が降っています。しかし降り方は陽性的で晴れたらカラッとしています。)
  住居は、ラウトカの町並みにある3階建てアパートの3階(首都のスバと違ってラウトカの町は3階建て以上の建物はほとんどありません。また、屋根はスレートのアスベストかトタンです。)で、2つのベットルームがある、いわゆる「2LDK」で、24時間体制でガードマンがいる、比較的セキュリティのしっかりしたアパートです。10月13日にアパートの契約を済ませました。
  10月14日(木)からフィジー水道公社ラウトカ事務所 へ出勤しています。(今日も1日中雨)午前8時に迎えに来る予定が、7時55分に迎えに来ました。事務所へ行って、所長を待っていましたが、彼はスバへ出張だったようです。結局、Leakage Detection Project Leader のMr. Joe の部屋で、現在進めているProject の内容説明を受けました。(全体図はなく、部分的な説明でまだよくわからない)次から次へとstaff の紹介を受け挨拶しますが、混乱してすぐ忘れます。その後、水道資材の代理店を2店ほど紹介されました。その後、13時前に自宅へ昼食のため、送ってもらい、14時すぎに迎えに来ました。午後は、配水管敷設替え現場を、2箇所視察しました。大勢で雨の中をワイワイ言いながらやっています(直営工事)。その後事務所へ帰り、午後5時前に自宅へ送ってもらいました。
 勤務時間は、午前8時から午後5時までで、昼食時間は、13時から14時です。(10月24日より夏時間が採用され、日本より4時間早い時差になりました)
  10月15日の午前中は、Buabua(ブアブア)浄水場(浄水能力、9,000m3/d)の視察でした。まず、浄水場の上流にある2つの小さなダムを目指して、古いマツダの4トントラック(右へ曲がります;など日本語で言う)で雨上がりの未舗装の高低差の激しいガタガタ道を登って行きましたが、両ダムからの河川の合流地点まで行ったところで、この車では、これからは行けない!(現場を知っていれば最初から解っていたはずである)と、引き返し、浄水場へ行きました。
浄水場は整然としており、管理も的確に行われていると感じでした。1971年から運転しているとのことでした。
  まず、両ダムからそれぞれ300mmのPVC導水管で導水され、場内で合流し、500mmの鋳鉄管で着水井へ送られています。途中の鋳鉄管へポンプ圧入により、Alum Sulphate(硫酸アルミニウム?)25mg/lと苛性ソーダ12.5mg/lを注入していました。着水井では、Algae(藻類)対策として前塩素注入を行っています。処理施設は2系統に分かれ、フロック形成池は水平迂流式、沈殿池は自然流下式の普通沈殿地です。ろ過池は16基の自然流下方式の砂ろ過容器方式です。逆洗用のポンプと逆洗タンクもあり、定期的に逆洗が行われているようです。浄水池で後塩注入を行い、配水されていました。
  10月18日(月)はサル(SARU)浄水場視察(浄水能力;4,000m3/d)でした。
 水源は、浄水場から、アップダウンを繰り返してかなり(約7km)登ったところにある小さい取水ダムです。(現在渇水で3,000m3/Dの取水)
 浄水場は、ブアブア浄水場と同じ方式で、よく管理されていると思われます。

  10月19日(火)はナンガンド(NAGADO)浄水場視察(浄水能力;90,000m3/D)でした。

西部地区最大の浄水場であり、ナンディ・ラウトカ地区の大部分を賄っています。場長が不在だったので次回案内してもらうことにしたが、沈殿池には傾斜板が装着してあった。管理がうまくいってないようにも受け取れましたが、次回を楽しみにすることにしました。

  10月22日;今日は待望の貯水量2千万?を超える、バツル(BATURU)ダムを視察しました。ナンガンド浄水場(標高約160m)から19kmの距離、それもピチレブ島の中央を南北に縦断する極めて険しい岩山の山脈へ向かって、アップダウンの激しい山道を4輪駆動車で登って行きました。すごいダムが見えました。
ダムは、背振ダムと同規模位のフィルタイプダム、貯水池は江川ダムくらいの規模(2千万?を超える)だと思います。取水塔は選択取水方式、余水吐と併せてパイプによる放水口もあります。ダム天端高、532m、満水位、527m、現在水位、521.7m、とのことでした。集水面積は、少ないと思いました。詳細については、これから、追い追い聞くことにします。
ダムからの導水管は、旧管600mmダクタイル鋳鉄管、新管900mmダクタイル鋳鉄管外面ポリエチレン巻で、両管とも内面は、セメントライニングでした。
 以前は、旧管は、4箇所の接合井を経由していましたが、現在は、両管とも直圧でナンガンド浄水場(標高160m)までいっきに導水しています。

バツルダム(フィルタイプダム)  バツルダム(貯水池)

 今回は、これくらいにしておかないと次回のネタがなくなりそうです。
 観光面は、これから調査しますが、ナンディに接近した、デナラウ島というリゾート地は、5つの大きなリゾートホテルがありますが、ここは、フィジー本島とは別世界です。個別にホテルの予約をすればすごく高価になると思います。やはり、ホテル込みのツアーの方が割安だと思います。このあたりについては、もう少し詳しく調べてみます。
  次回(いつになるかな?)は、生活面も少し紹介したいと思います。
 
*今回の報告は以上ですが、間違い、不適切な表現などあったら、お許しください。また、皆様のご意見、ご指導など、お待ちしています。